近所の人と熊野古道の話の中から、大自然を神とした神社があると言うことになり、若かりし頃バイクでお参りした感を頼りに、何十年かぶりに聖地の土を踏みしめました。
高野山の登り口、花坂から少し北に入ったところに 自然社本宮があります。
ここは神社といっても自然を神様としてお祀りしている神社です。

山岳信仰の地ではないが昔から人々は、長く厳しい道を歩いて心身の罪や穢れをおとし清らかな心で参拝したものですが、自然社本宮は緩やかな杉木立の参道をせせらぎの音を聞きながら登っていく事約30分で本殿に着きます。

途中に山の中からわき水が流れています。御神水です。ひんやり冷たくて一気に飲み干しました。

本殿からさらに上を眺めると、真っ青な青空をバックに山の頂上にお社が鎮まっています。拝殿で静かに手を合わして日々の感謝と家族の健康を祈りました。しばし時のたつのを忘れてまわりの風景をじっと眺めていました。

世の中のしがらみが多い中、たまにはゆったりとした時間があってもいいのではないかと思いました。
自然界の凛とした気を浴びれば心身共に蘇るのではないかと思います。爽やかな空気をいっぱい吸って清新な気を取り戻して帰ってきました。

日々の暮らしにあまり疑問をもたないが、自分が生きているのではなく、自然の神によって生かされている事が感じられ感謝の気持ちをもった一日でした。
自然社のホームページは http://www.sizensya.or.jp/index.php です。
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