住宅展示場をまわっていますと、台所はほとんどIHクッキングヒーターを使用しています。

ちなみに我が家は相変わらず都市ガスを使っています。
平成21年5月14日木曜日の日本経済新聞夕刊よりますと、 IHクッキングヒーターを過信してしまうと思わない火事になるという記事が載っていましたのでご紹介します。

IHクッキングヒーターはきれいで掃除もしやすく見た目もうつくしい…ときれい好きな奥様にはピッタシの調理器具かもしれません。
その上、強い火力でありながら、長時間の煮込み料理にはうってつけの商品です。

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しかし、そんな便利なIHクッキングヒーターも過信してしまうと恐ろしい火災をまねくことに…。
火を使わないため安心なはずのIH(電磁誘導加熱)調理器で、火災事故が相次いでいるそうです。
経済産業省はメーカーなどに製品の重大事故報告を義務付けた2007年5月から約2年間で、20件の事故を把握。

このうち誤った使い方が原因とみられる事故が半数の10件と多く、同省製品安全課は「じか火を使っていないからと油断しないで」と注意を呼びかけている。

ここで言う誤った使い方とは、「IH調理器専用の鍋でなかった」ことと「油の量が少なく、短時間で発火点(360℃程度)に達してしまった」この2点を指摘しています。

また誤使用とみられる10件の事故について、主な要因を4つに分類してみると、
鍋が(IH調理器に)対応していない」「油量が少ない」「場を離れた」「モードの誤り」と
それぞれの事故で確認されたようです。

経済産業省製品安全課は、「じか火でないから火事にならないという油断を招きやすいが、
操作の誤りが火事につながることがある。製品の特性に対する理解と正しい使い方への注意が必要だ」と通告しています。

ちゃんと正しい使い方をすれば、安全で快適な調理器には違いないのですが、
ちょとした気のゆるみで、大きな事故をおこさないよう気をつけたいものです。